今日の「稚譚・奇譚・恥譚」
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今週の「稚譚・奇譚・恥譚」(2022年7月31日~8月6日)
●コロナ禍が始まって2年と半年が過ぎようとしている。「私の旅」も2020年2月をもって中断している。スペイン風邪は約3年で終息しているから、現代の科学と医学の水準をもってするならば、今回のCovid19は長くても2年であろうと、かってに推測していたのだが・・・・・・
旅が出来ぬのなら今までの旅の記憶と記録を遺そうと、再び思い立った。そこで2017年5月を皮切りに2020年2月まで、月一で辿った「私の旅」の訪問地を纏めてみた。今後暇をみつけては、詳細を書きとめてみたい。そうでないと記憶と写真がどこかへ消え失せそうで、安堵できないからだ。2022年8月2日。
2017年5月 石川(金沢城兼六園)
2017年6月 函館(土方歳三終焉の地・五稜郭・高田屋嘉兵衛資料館・石川啄木居住跡・函館山夜景)
2017年7月 奈良(東大寺・法隆寺)大阪(司馬遼太郎記念館)
2017年8月 山口(下関赤間神宮・功山寺・東行庵・山口松田家ホテル・萩松陰神社・高杉晋作墓地など)
2017年9月 青森(三内丸山遺跡・金木斜陽館・棟方志功記念館)岩手(平泉中尊寺・義経堂)
2017年10月 滋賀(比叡山延暦寺・賤ケ岳・国友・長浜)静岡(駿府城・登呂遺跡・三保の松原)
2017年11月 伊豆半島(天城峠トンネル・下田港・熱海温泉)神奈川(鎌倉大仏・小田原城・横須賀戦艦「三笠」)
2017年12月 福島(会津若松鶴ヶ城・白虎隊飯盛山・野口英世記念館)
2018年1月 兵庫(姫路白鷺城)岡山(備中高松城址・後楽園)広島(広島平和記念資料館・宮島)山口(錦帯橋)
2018年1月 東京(スカイツリー・鈴本演芸場)
2018年2月 佐賀(呼子・名護屋城)長崎(亀山社中・出島・シーボルト宅跡・稲佐山・グラバー園・オランダ坂)
2018年3月 東京(池波正太郎記念文庫・吉村昭文庫・上野西洋美術館松方コレクション・池之端無縁坂・本郷3丁目菊坂・根津神社・国立新美術館至上の印象派展・国立近代美術館熊谷守一展)
2018年4月 奈良(興福寺・東大寺・唐招提寺・薬師寺・飛鳥寺・吉野山)和歌山(九度山真田庵・高野山・花岡青洲の里「春林軒」)大阪(適塾)
2018年5月 高知(坂本龍馬記念館・坂本龍馬生誕の地)香川(金刀比羅宮・善通寺・瀬戸大橋)
2018年6月 鳥取(境港鬼太郎ロード・鳥取砂丘)兵庫(余部鉄橋・玄武洞・城崎温泉)京都(二条城・清水寺・京都霊山護国神社坂本龍馬中岡慎太郎墓地)
2018年7月 長野(上田城・川中島・一茶記念館・善光寺・松本城)山梨(躑躅ケ崎館・武田神社)
2018年8月 兵庫甲子園観戦(JR九州日豊線→別府港からフェリーで六甲アイランドへ・甲子園高校野球観戦4日間・甲子園歴史館)
2018年9月 北海道(小樽運河・小樽文学館小林多喜二・小樽塩谷岬・ニトリ美術館・余市ニッカウヰスキー・札幌)
2018年10月 栃木(いろは坂・明智平・華厳の滝・中禅寺湖・鬼怒川温泉・日光東照宮)
2018年11月 三重(伊勢神宮・横山展望台英虞湾)
2018年12月 東京(銀座イルミネーション・銀ブラ)
2019年1月 東京(池上本門寺日蓮廟・泉岳寺・松陰神社・歌舞伎座)
2019年2月 北海道(雪まつり)
2019年3月 鹿児島(桐野利秋生誕地・西郷隆盛生誕地・大久保利通生誕地・城山・西郷隆盛終焉の地・南洲神社・武)北海道(雪まつり)
2019年5月 岩手(宮沢賢治記念館・遠野・碁石海岸・大船渡・陸前高田)宮城(気仙沼)
2019年6月 東京(大学選手権)
2019年7月 東京(銀ブラ)
2019年8月 新潟(河井継之助記念館・山本五十六記念館・長岡花火大会)
2019年9月 富山(射水海王丸パーク・八尾「おわら風の盆」)岐阜(飛騨高山・宮川朝市・からくりミュージアム・山田春慶店)
2019年10月 北海道(モヨロ遺跡・紋別・エサヌカ線・宗谷岬間宮林蔵像・納沙布岬・宗谷丘陵)
2019年11月 大分(別府温泉・竹田岡城址)
2019年12月 岐阜(関ケ原古戦場・金華山稲葉山岐阜城址)滋賀(長浜)
2020年1月 京都(東寺弘法市・豊国廟・智積院・清水寺・銀閣寺・金閣寺・龍安寺・嵐山渡月橋)
2020年2月 奈良(長谷寺・箸墓古墳・纏向遺跡・斑鳩法起寺・法輪寺・法隆寺)京都(宇治平等院・伏見寺田屋)
今週の「稚譚・奇譚・恥譚」(2022年7月31日~8月6日) | 2022年07月31日【735】
今週の「稚譚・奇譚・恥譚」(2022年7月17日~7月23日)
私が「絢爛たる醜聞 岸伸介伝」を読み終えたのを2014年11月10日7:50AMと書いているから、今から約7年半前だ。安倍元首相銃殺の動機が統一教会に関わると報道されて、この本を思い出した。
→その根源が母方の祖父である岸信介元首相の思想信条にあることは言うまでもない。岸信介元首相が実現不可だったことを具現するのが安倍さんの最終目的だったのだ。「岸信介最後の回
●「政治家あるいは政党と宗教団体との問題・その2」
▼「踊る宗教」の創設者、北村サヨの実孫の経夫氏は、2021年の10月の山口の参院補選で当選しているが、それまでは比例区で出馬し、現在3期目の安倍派所属。信者数は約50万人。
▼今回(2022年7月10日)の参院選で旧統一教会が全面支援した井上義行氏も安倍派。旧統一教会の信者数は、同教会によれば60万というが、実際はその10分の1の6万とされる。
▼「岸の政治哲学は『政治は力であり、カネだ』という一点に集約されるほど、力とカネの均衡を保つことで戦前から今日まで生き抜いてきた。」(「絢爛たる醜聞 岸信介伝」・p449)。ここの「力」は「数」を含む。「金権政治」の始祖は、岸信介氏と言われる。ロッキードの航空機疑獄は、なにも田中角栄氏ひとりの問題ではなく、岸信介氏に始まるとされるし、無論、ロッキードに限ったことではない。宗教もそのひとつである。
▼言わずもがな、宗教団体は「集票マシーン」である。因みに、2022年7月10日の公明党比例代表の得票数は6,181,431である。
7月22日。
●「政治家あるいは政党と宗教団体との問題・その1」
▼岸家、すなわち安倍元首相の祖父の実家がある田布施町。その地に1947年1月、「天照皇大神宮教」(俗に「踊る宗教」とも)という新興教団が設立された。創始者は、北村サヨ(1900~1967)で、その孫が現在、参議院議員三期目の北村経夫氏である。2018年現在の信者数は約49万人、という。
▼北村サヨ氏の名前は、工藤美代子氏の著書「絢爛たる醜聞 岸信介伝」(2012年・幻冬舎)に数回出現する。「この日の模様を後年聞いている安倍晋三が、議員会館で話を付け加えてくれた。『北村サヨさんに私もかつて祖父と一緒に会いに行ったことがあるんですがね。この人にやられるとみんなウジ虫になっちゃうんですね。出掛ける朝、サヨさんがやって来ましてね、【ウジ虫ども、ナニをやっているんだ。岸は必ず十年以内に総理大臣になって帰ってくるんだ】って言われたと祖父から聞きました。そのときにね、【キチガイ婆ア、出て行け】って怒鳴ったひとがいたんだそうですがね、そしたらサヨさんが【お前、そんなことを言っていると三年以内に死ぬぞ】って言われて、本当に死んじゃった』」(pp226~227)。
▼第一次岸内閣組閣人事を熟慮中の折、その北村サヨが首相官邸和室に現れ、「サヨは黒い上着に黒のズボン姿でお供をつれたまま、和室の入りぶちにすでに立ったいた。『どうだ、岸、オレが言うたとおりになっちゃろうがア』 岸は正座したまま向き直って、『お蔭をもちまして』と鄭重に挨拶を返したのだった。」(同p372)
▼そして旧統一教会については、「むしろ、岸と韓国の深い関係を言うのであれば、世界基督教統一神霊協会の教祖文鮮明との親交をもって『深い関係』と言うべきかもしれない。同教団は昭和四十三(一九六八)年に、日本にも政治組織、国際勝共連合の日本支部を立ち上げ、その普及に乗り出した。その際、日本支部設立に尽力したのが岸であり、ほかに笹川良一や児玉誉士夫の名前が挙がっている。」(同p442)
7月21日。
●「あやふやな猥褻な日本国」
「『辣腕外交官』と呼ばれた重信がマルクスを繙いたのは、アラブに渡ってからだった。」(2022年6月9日の週刊文春・pp127~131)。
▼60年安保改定の時、総理大臣官邸や国会周辺を取り巻いたデモの人数は30万超とも。その群衆のなかで、昭和憲法条文や1952年発効の日米安全保障条約、そして60年安保改定の条文をつぶさに読んで改定の意義を考えた輩はいかほどなのか。
▼凶弾に倒れた安倍晋三元首相が、2017年5月の衆議院予算員会で憲法改正に関連した質疑において、「自民党総裁としての考えは読売新聞に相当詳しく書いてある。ぜひ熟読してほしい」、と答弁していた。政治(家)が主義信条はもとより卓越した決断力と実行力が求められることは百も承知であるが、凡夫にも分かりやすく説明できることが同等に重要だ。
▼ノーベル賞候補と比較するのもなんだが、1969年5月13日に東大駒場の900番教室で開催された「三島由紀夫vs東大全共闘」の討論集会における、三島由紀夫の誠実な姿勢が、あの青年たちへの情愛とユーモラスが、ふと浮かんだ。
▼冒頭の重信房子と60年安保改定のデモに参加した輩の問題は、私を含めてより深刻だ。日本を、自分を守るには、政治家におんぶにだっこでは無責任すぎる・・・・・・ということだ。
7月21日。
今週の「稚譚・奇譚・恥譚」(2022年7月17日~7月23日) | 2022年07月21日【733】
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